情報通信研究機構
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太陽地球環境予報






No. 44 2013年 05月 24日 18時 00分 JST 発令

【概況】
太陽活動は、17日、20日、22日に活発、その他の期間はやや活発でした。
引き続き今後数日間、太陽活動はやや活発な状態が予想されます。

地磁気活動は、18日にやや活発、その他の期間は静穏でした。
22日13時(UT)頃に発生したCME(コロナ質量放出)の余波が本日から明日頃にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
本日から明日頃にかけて、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

15日13時25分(UT)に発生したプロトン現象は、18日15時(UT)頃に終了しました。
22日15時5分(UT)に非常に大きなプロトン現象が発生し、現在も継続中です。

【太陽】
17日の太陽活動は活発でした。
活動領域1748で17日8時43分(UT)にM3.2/2Bフレアが発生しました。
17日に、活動領域1752が出現しました。

18日から19日にかけて太陽活動はやや活発でした。
活動領域1748、1750、1752などでCクラスフレアが多数発生し、最大のものは、太陽面で19日17時7分(UT)に発生したC9.9フレアでした。
18日に、活動領域1751が衰退しました。
19日に、活動領域1743、1752が衰退しました。
また、活動領域1749が太陽面の裏側へ回り込みました。

20日の太陽活動は活発でした。
活動領域1755で20日5時16分(UT)にM1.7のLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)(5時25分(UT)に最大、6時3分(UT)に終了)が発生しました。
20日に、活動領域1747が衰退しました。

21日の太陽活動はやや活発でした。
活動領域1745、1751、1756などでCクラスフレアが多数発生し、最大のものは、活動領域1756で21日22時32分(UT)に発生したC2.9/1Fフレアでした。
21日に、活動領域1753が太陽面の東端から回り込んできました。
また、活動領域1754が出現し、活動領域1744、1750が太陽面の裏側へ回り込みました。

22日の太陽活動は活発でした。
活動領域1745(N15W70)で、22日13時8分(UT)にM5.0/3NのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)(13時32分(UT)に最大、14時8分(UT)に終了)が発生しました。
その他に、活動領域1756などで、Cクラスフレアが数回発生しました。
22日に、活動領域1755、1756が太陽面の東端から回り込んできました。

23日の太陽活動はやや活発でした。
活動領域1755、1756などでCクラスフレアが多数発生し、最大のものは、活動領域1756で23日14時43分(UT)に発生したC3.9/SFフレアでした。

17日にMクラスフレアが発生した活動領域1748は、衰退傾向にあります。
また、22日にMクラスフレアが発生した活動領域1745は、太陽面の裏側へ回り込みつつあります。
現在太陽面にある活動領域のうち、面積がやや大きく磁場構造がやや複雑な活動領域1755、1756では、今後、Cクラスフレアが発生する可能性があります。
引き続き今後数日間、太陽活動はやや活発な状態が予想されます。

過去1週間に発生した主なフレアは下記の通りです。

月/日 時刻(UT) X線/光学 領域 電波バースト 関連現象
05/17 08:43 M3.2/2B 1748 II,IV なし
05/19 09:08 C3.4/1F 1750 なし なし
05/20 05:16 M1.7 1755 なし なし
05/20 14:59 C9.6/1B 1748 III なし
05/21 22:32 C2.9/1F 1756 なし なし
05/22 13:08 M5.0/3N 1745 II,IV CME
05/23 12:26 C1.3/1F 1755 なし なし

【地磁気】
17日の地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は通常速度の380km/s前後で推移しました。
この間、太陽風の磁場強度はやや強い6nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-5nT前後の強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

18日の地磁気活動はやや活発でした。
18日0時(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風速度はやや高速な440km/s前後、太陽風の磁場強度は強い13nT前後へ上昇しました。
また、太陽風の磁場の南北成分は-5nT前後の強い南向きの状態が続いたため、地磁気がやや乱れました。
この衝撃波は、15日2時(UT)頃に発生したCME(コロナ質量放出)の影響によるものと推測されます。

19日から23日にかけて地磁気活動は静穏でした。
19日22時(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風速度は通常速度の380km/s前後からやや高速な450km/s前後、太陽風の磁場強度はやや強い5nT前後から強い15nT前後へ上昇しました。
このため、19日23時8分(UT)にSI(地磁気水平成分の急増)が発生しました。
この衝撃波は、17日9時(UT)頃に発生したCMEの影響によるものと推測されます。
その後、20日から23日にかけて太陽風速度は概ね通常速度の400km/sからやや高速な480km/sの間で推移しました。
この間、太陽風の磁場強度はやや強い5nTから8nTの間で推移し、磁場の南北成分は時折-5nT前後の強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SOHO衛星の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO衛星の太陽コロナ画像(COR)によると、22日13時(UT)頃にCMEが発生しました。
コロナガスは概ね西方向へ放出されていますが放出範囲が広いため、余波が本日から明日頃にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
このCMEは、活動領域1745(N15W70)で22日13時8分(UT)に発生したM5.0/3NのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)に伴う現象と考えられます。

本日から明日頃にかけて、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

【プロトン現象】
GOES衛星の観測によると、15日13時25分(UT)に発生したプロトン現象は、18日15時(UT)頃に終了しました。
この現象により、静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、17日17時20分(UT)に最大で41[個/cm^2/sec/sr]に達しました。

プロトン粒子フラックスは、19日から21日にかけて7[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。

その後、プロトン粒子フラックスは、活動領域1745(N15W70)で22日13時8分(UT)に発生したM5.0/3NのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)に伴って上昇し、22日15時5分(UT)に非常に大きなプロトン現象が発生しました。
23日6時50分(UT)に1660[個/cm^2/sec/sr]へ達した後、プロトン粒子フラックスは緩やかに下降し、24日6時(UT)現在は100[個/cm^2/sec/sr]前後で推移しています。
この現象に伴い、50MeV以上のプロトン粒子フラックスは22日23時10分(UT)に約22[個/cm^2/sec/sr]に、100MeV以上のプロトン粒子フラックスは22日18時30分(UT)に約3[個/cm^2/sec/sr]に達しました。

【F10.7】
過去1週間のF10.7の値を掲載します。

DATE 05/17 05/18 05/19 05/20 05/21 05/22 05/23
F10.7 144 137 135 135 130 133 135

【高エネルギー電子】
静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、17日から23日にかけて概ね静穏レベルで推移しました。

【お知らせ】
太陽地球環境予報のe-mail配信は2013年5月31日をもって終了致します。
登録の解除方法は下記のURLをご参照ください。
http://hirweb.nict.go.jp/ml-service1.html

今後、メール配信につきましては、下記URLの宇宙天気情報センターのメール配信サービスをご利用下さい。
http://swc.nict.go.jp/datacenter/index.php
こちらでは、宇宙天気情報を毎日、毎週、及び臨時情報をメール配信するサービスを実施しています。

太陽地球環境予報のe-mail配信をご利用頂き、ありがとうございました。
なお、宇宙環境テレホンサービスは、2013年3月31日で提供を終了しております。



以上
(担当 遠藤 )




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